東七介護コラム 第6回

最新の福祉用具で床ずれ防止

高性能エアマットは介助者の強い味方

床ずれ予防は、寝たきりのご本人ではなく、周囲が意識して頻繁に身体の向きを変えたり、床ずれができやすい箇所をマッサージするなど予防の行動が必要です。最近では床ずれ予防に優れた福祉用具も出ていますので上手に使って介助の負担を減らしましょう。



●床ずれ(褥創=じょくそう)について Q&A

A 家で寝たきりのお母さんが床ずれにならないか、とても心配なの。

B 2~3時間おきに体の向きを変えてあげなくちゃいけないから、たいへんね。

A 誰か私の代わりにやってくれないかしら。最近腰が痛くて…。

B 最新のエアマットがいいわよ。マットが自動で体を動かしてくれるから、体位変換の回数が減るわ。

A 介助者の負担はぐっと楽になるわね!

Q 他にもいろんな床ずれ防止グッズがあるから、組み合わせて使ってみたらどうかしら!


●床ずれ(褥創)の原因

床ずれとは、長期間の寝たきり状態などによって、布団やベッドなどと触れる部分の皮膚が、体重で長い間圧迫され、血流が悪くなることで起こります。皮膚が赤くなったりただれたりする軽度のものから、潰瘍ができて手術が必要となる重度のものまでさまざまです。

●できやすい部位

仰向け・・・おしりや背中、後頭部、肩甲骨のまわりなど

横向き・・・耳・肩・ひじ・腰のまわり・ひざ・くるぶしなど

座っている場合・・・背中・座骨部(骨盤の底の部分)・尾骨部分など

●予防のポイント

○体位変換・・同じ部分が長時間圧迫されるのを防ぐため、定期的に体の向きや姿勢を変える(基本は2時間おき)

○体圧分散寝具の利用・・・エアマットレスなどを利用して、体にかかる力を分散する



おすすめの床ずれ防止福祉用具

●体位変換器/耐圧分散式エアマットレス ラグーナ


 

●15分おきに骨盤を中心にした小さな体位変換→通常2~3時間おきの体位変換を最長6時間おきに!

●「圧切替」×「スモールチェンジ」×「ムレ対策素材」でムレを防止
●マットレスに内蔵したセンサがヘッドアップ角度を検知。角度に応じて、マットレスのやわらかさを自動調整
詳しくはケープホームページ

※介護保険対象(レンタル可)。レンタル月額1万円程度。利用者負担割合は、所得に応じ、1割または2割となります。

●静止式ウレタンフォームマットレス

※介護保険対象(レンタル可)。利用者負担割合は、所得に応じ、1割または2割となります。

寝返りが自分で行える方はウレタンフォームマットレス

●マットレスが身体に合わせて変形

●高い反発弾性で身体全体にかかる圧力を分散

●マットレスの跳ね返す力が療養者の動きをサポート


●体位変換器


体位変換時に介助する方の負担を軽減します。

※介護保険対象(レンタル可)利用者負担割合は、所得に応じ、1割または2割となります。

介護に関する総合案内窓口を目指して地域の皆様により質の高い幅広いサービスを提供してまいります。